2018.4.13シカゴロックライブ後記(吉井浩平の散文その4)
ありがとうございました
昨夜(2018.4.13)は大阪南森町Blues & Soul Bar ChicagoRockにて、
Face金岡Blues Bandと僕達THE PYTHONSとのトリオバンド同士のジョイントライブだった!
会場はおかげさまで満員御礼となり、最高の雰囲気でライブをすることができた。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
1stステージはFace金岡Blues Band
50年代シカゴ・ブルースへの確かな愛情と演奏力に裏打ちされた安定のステージ。
Face金岡氏のエディ・テイラー・マナーなギターと、後ろから支えるベースのヤンヤンとドラムのにーにーによる歌心のあるバッキングも本当に気持ち良かったなぁ。
お互いへの信頼感が感じられる、まさに“バンド”のライブだった!
僕達THE PYTHONSは2ndステージに登場。
僕達は…、Face金岡Blues Bandとは対照的なぶっ壊れたような演奏(演奏力の意味でも笑)で、闘牛みたく三位一体になって行き止まりだと分かってても進んでいってしまうような…そういう感じだろう(笑)。
本職ギタリストのいない我がバンドでは、ハーピストの木寺勝久と本職ベーシストの僕がギターを持ってやってるので、金岡さんみたいな多彩なフレーズで彩るギターがない代わりに、ウォーキング・ベースやリフに命をかけてバンド全体のリズムを押し出すやり方。
勿論ミストーンなんか普通に出すけども(笑)、関係ないやという感じで偉そうに弾かせてもらってます。
昨日のMCで木寺が言ってたように
「ギターのキャリアが短ろうが下手だろうがやろうと決めたらやるんですよ!やったもん勝ち。皆さんに勇気を与えたいんですよ!こんな下手な奴らでもステージに立って我が物顔でやってんだなと。」
ということだなぁと思います。
昨日感じていたこと。
僕が21歳の頃、初めて大阪のセッション・イベントに参加しだした頃にステージの上で凄い演奏を聴かせてくれた人達が今もなお現役でステージに立っていて、バリバリやっている。
このことこそがブルース・シーンを支えていて、僕にはまだまだ追い付けない領域だ。
ステージの上にいた金岡さんもそうだし、ライブを見に来てくれていたお客さんの中の何人かの方もそう。
長年やってれば良いときも悪いときもあって、その波を乗り越えながら、楽器片手に今日この日を迎えてるのだと思うと、とにかく継続しなきゃなぁと思った。
そう言えば金岡さんは、僕が初めてハウリンバーのセッションに行った時に、緊張でそわそわしてる僕に最初に声をかけてくれた人。
「ブルース好きなん?またおいでね。」
と、緊張をほどいてくれた人です。
ちなみに、木寺さんの存在を教えてくれたのも金岡さんでした(笑)。
「ここのセッションに来たなら木寺君は必ず見ておいた方が良いよ」
金岡さん、その時分は本当にありがとうございました!おかげさま、こんなバンドやれました!
初めて見た日にも凄いカッコいいギターを弾いていた金岡さんが昨日ステージの上で未だ葛藤している姿を見て、鳴らしたい音があるのだと、素敵だと思った。
とにかく僕はまだまだこれからだ。
やるぞ!